自死遺族になり。

地元を離れ、頑張っていたはずの息子の突然の自死。

親不孝

今日も、一日終わりました。




父の病院に行って来ました。



親不孝な私は

雨が降ると父のところへ

行けません。



3日ほど雨が続いて

今日、やっと行けました。




特に変わらず、

先に来ていた姉が

今日は、起きていたくないみたいだよ。

と、言っていましたが、


無理やり、

お〜い!ご機嫌いかが?

と、声をかけます。


なるほど、あんまりご機嫌良くないみたい。


ちらっと、

私を見るも

すぐに視線はうつろな感じに。



ま、いっか。

と、24時間はめられているであろう、

手袋のごっついの。を外し、

毎回恒例の匂いチェック!


いつもながら、強烈。

臭いぞ〜、拭くよ〜。


と、まずはウェットティッシュで。

その後、香り付きの汗ふき用のパウダーシートで

ふきふき。


そして、匂いを嗅いで

終了〜。


ほら、父、

良い匂いだよ〜。

と、手を鼻に近づける。



その後は、

口の中のよくわからないネバネバを

専用のスティックで、

取り…これがまた、厄介で

口って、人に何かされるのって確かに怖い。

だから、父、

頑張って口を開けない!


最初は、

頑なに口を閉じていたけど、


痛くないから。大丈夫だから。

と言って、

口の中から、これは一体何?

って、物体を排除。

そしたら、やっと身体の力も抜けて

後はほんのり口を開けてくれて

最後に一通りスポンジで

一掃して、終了!



その後は、

姉と最近の父の話をしながら

足を拭いたり、

足首、膝を曲げてみたり。



以前のように頻繁に来れない分

いる間は、ほぼ、こんな感じ。





相変わらず…な状態が続いていて

先日、行った時に


妹が、

これが、普通になりつつあるのが、

なんだか…


嫌。

と、続くんだろうな。

と、最後まで聞く前に


ねぇ。

と、返事した私。




最初は、

鼻からの栄養を入れなければ

後、2週間で死ぬ。

と言われ、誤嚥性肺炎、てんかん

どちらも治らないまま

食事が取れない事で死んで行くなんて

嫌だと、思った。


栄養さえ、入って体力があれば

病気は薬が治してくれる。

そしたら、以前の父に戻れるかもしれない。

以前の父までは戻れなくても

いつも明るく冗談ばかり言っていた父には、

戻れるはずだ。

と、思っていた。


身体は自由に動かなくても

お喋りが好きで、

暇さえあれば、

私達子供のところに

病院のベッドから電話してきて

どうでも良いような事を報告する。



そんな父に

なってくれると信じて。






そうでないと、

あの時の決断が間違いだったのかと、

私達の自己満足の為に父を生かしている。

そんな気持ちになってしまう。



だから、

頑張って自分の生き方、

自分の逝き方、

話せるまでになって。






なんて、父に会いに行く度に思う。



かと、言って

自分の逝き方を

自分の意志で決めた

息子は父より幸せなのか?

と考えると

それは、YESではない。

と、思う。




私は、どんな風に逝くのかな?




逝く事に満足や幸せって、

感じられるのかな?

逝く事が今の私には怖い事ではなくなった。

怖くない=満足、幸せ

ではないもの。




考えても解らない事だろうな。




だったら、今は

父の身体が少しでも固まらないように

父の身体が少しでも清潔を保てるように

出来る限り父のところへ。


頑張ろう。

って思うと、辛くなっちゃうから

出来る限り…親不孝でごめんね。