自死遺族になり。

地元を離れ、頑張っていたはずの息子の突然の自死。

母の命日

今日も、一日終わりました。



今日は、病院へ行こう。

子供を送り出そう。



…と思っていたのに、

6時に起きてみたのはいいけど、

誰も起きてない。


しばらく待ってみたけど、

誰も起きない。


…で、子供が動き出したら起きよ。

と、布団に戻ったのが運のツキ。

気づいたら、10時…




やっばり、ダメダメ母ちゃんだわ…




で、しばし

げんなりしていたら、

妹から

何度か着信あり。


ラインしたら、今日って

私の母の命日でした。



お母さん、ごめんね。

なんでだろう。

お母さんの命日は、何度聞いても忘れてしまう。



お母さんが亡くなったのは、

私が20歳の時、

私が息子を産んだ年。


息子が4日生まれで、

1週間入院して、

退院してからは毎日連れて行った。


もう、自分の力では自分の腕を持ち上げる事も出来ない状態だったので、

息子を抱く事もなかった。



でも、何日かして、

初めて抱きたい。とアイコンタクト。

もう、話も出来ない状態だったので、

意思疎通は、アイコンタクト。



その時、お見舞いに来てくれていた

おばちゃんと、

どうしようか?って、相談して


母の身体を起こし、

手のひらを上に太ももの上に置き、

その上に私とおばちゃんとで、

息子を支え、載せる。



首もすわってないので、

ちょっと怖かったのですが、

慎重に丁寧に…


すると、

母が、ニッコリと笑ってくれました。


…もしかしたら、気のせいかもしれないけど、

私には、母が嬉しそうに笑っている気がしました。



それが、最初で最後。



母は、亡くなりました。






…今頃、私が出来なかった分、

息子を抱きしめていてくれる事を祈ります。










そして、

病院には行きそびれました…