自死遺族になり。

地元を離れ、頑張っていたはずの息子の突然の自死。

また

今、住んでいる家は

賃貸の一戸建て。


築年数は、

私と同じくらい


とても古い建物。



入居した時には、

亡き息子を含めて5人が、

小さな六畳二間に

ダイニングキッチンという

明らかに狭いでしょ。


って、

間取りでしたが、

それが私達の精一杯だった。



中学生だった息子に

六畳を一間、

残りの一間に、

夫婦と幼かった下の2人。



ずっと、

そうして暮らして来た。



重いトイレの引戸の下に

滑りを良くするテープみたいなのを貼ってくれたよね。



15年経つ現在、

テープが剥がれて

引戸がまた重くなっちゃった。



少しでも、明るく過ごせるようにと

古臭い和式のトイレにも

造花を飾ったり、カーテンを掛けて…



それを見た亡き息子


あーさん、こういうのは、

センスいいよね。



って。





未だに何ひとつ変えられないよ。





帰って来てよ。




また、

一緒に暮らそうよ。