自死遺族になり。

地元を離れ、頑張っていたはずの息子の突然の自死。

最悪な年越しだったはずなのに…

今年のお正月、

息子が帰省する時に


結婚したい子がいる。

正月に帰る時に連れて行くから。


と、言われていた。



あらまあ、そんなに話が進んでるの。

…と、若い2人が付き合っていたら、

そんな話もするんでしょうね…


と、軽い気持ちで

彼女云々より、結婚云々より

久々に息子が帰って来る事が楽しみでおりました。


極力、仕事も入れずに

準備していましたが、

年末も近くなり、


いつ、帰って来れそう?

と、ラインすると、


今年は帰らないかも?


理由を聞くと、

彼女が父親の喪中だから行かない

と、言い出したらしい。



父親の喪中だなんて、

いつ亡くなったのかは知らないけど、

そんなのは、帰省に一緒に…と

言われた時点で解っていた事のはず…



帰省の一週間前に気づいた訳ぢゃないでしょうに…

まあ、私としては、

そういう子なんだ。と。



息子には、それには触れず、

別に彼女が居なくてもうちは一向に構いませんが?

年に一回なんだから、あなただけで帰っておいで。

とラインしました。



そして、息子は1人で帰省。

同じく地元を離れている兄家族と帰ってきました。



お正月を迎えるまでは、

こんな日にドタキャンするような子とは、

少し、考えながら付き合った方がいいと思うよ。

くらいの話はしようと思っていました。



…が、現実には、私が

大晦日から、高熱を出し、

お正月から病院へ向かうはめに…

インフルエンザでした。



その為、なるべく子供たちに近づかないように

部屋の隅でふとんにくるまって…

結局、息子と何の話も出来ないまま

息子は、戻ってしまいました。



あの時、話が出来ていたら…?



もしかしたら、違う結末だったかも…

と思うと、悔しい。



また、折を見て

息子に彼女の事を話そうなんて


こんなに早く別れが来るなんて思いもしなかった私は呑気に考えてた。







あの時は、

年越しインフルエンザだなんて、

最悪な始まりだから

今年はこれ以上、悪い事はないでしょ!

なんて、皆に言っていたのに…



インフルエンザは最悪ではなかった…





今は終わる事のない悪夢の中にいる気持ちです…