自死遺族になり。

地元を離れ、頑張っていたはずの息子の突然の自死。

雨の降る日は

気分は落ちるし、

動悸はするし、

気を張っていないと涙か出る。



県外で1人暮らしていた息子の部屋を片付けに行った日が雨だったからかもしれない。

…と最近、気がついた。



息子が亡くなったと知らせを受けたのは、夜中だった。

たまたま、夫が仕事で横浜に向かう前だったので、一緒に乗せてもらい、すぐに向かった。

横浜まで3時間ちょっと、気が動転したまま乗り込んだ車内では、ほとんど言葉を発する事も出来ず、ただ泣いていた記憶しかない。


息子は、千葉に住んでいた為、横浜からは電車を乗り継ぎ、警察署に向かった。

最寄りの駅に埼玉に住んでいる息子の兄が家族揃って迎えに来てくれて、警察署に。



変わり果てた姿…

よく耳にする言葉ではあったが、正しくその言葉の通りの息子の亡骸と対面した時の事はあまり覚えていない。

覚えているのは、苦痛に歪んだ今まで見た事のない、息子の顔。



今でも鮮明に思い出す…



苦しみ歪んだ息子の顔。





息子が、地元を離れてからたった1年半。

もう少し、息子の生活と私の生活か落ち着いたら、一度休みを取って

息子の部屋に泊まりに行きたいな。なんて

夢に終わってしまいました。


もっと早く、息子の部屋に泊まりに行っていれば、息子はまだ生きていたかも?

部屋を見て、片付けをして

部屋にあった物は、思ったよりもちゃんと生活するのに必要な物ばかりだった。


あんなに片付けできない子だったのに、掃除機があったり、洗濯する為の洗剤や柔軟剤があったり、トイレを掃除する為の道具や洗剤。

炊飯器や電子レンジ。

ちゃんとお米もあった。



頑張ってたんだな。



って、思ったら涙が止まらなかったよ。



荷物を車に運ぶ度に雨が邪魔をして…

こんな日に雨って…って思いながら荷物を運んだ。



だから、

雨の日は、

嫌い。



息子はもう居ない。