自死遺族になり。

地元を離れ、頑張っていたはずの息子の突然の自死。

永遠につかない…既読

ふと、息子とのラインを思い出しました。




会社から、突然電話が来たのが、

2月15日の夕方。


仕事に出て来なくて、

連絡もつかない。

連絡してみてくれ。



という内容。



そして、すぐに電話をかけてみるが、

繋がらない。

で、ラインした第一声が







生きてるのか?





だった。


そんなにまめに連絡をよこさない息子に

皮肉を込めてよく使った言葉だった。




今まで、会社を辞める事は何度もあったが、

無断欠勤で電話が来るなんて事は初めてだった。



だからこそ、



生きてるわ!



の返事が欲しくて…








でも、仕事が嫌になっちゃう事も何度もあったから、

またか…今回は続きそうだったのに…と

ちょっと残念なような、これで辞めたら、

こっちに帰って来るかな?

と、複雑な気持ちで。



辞めるなら、辞めるってしっかり連絡くらいはしなよ。

と続けてラインした。






その次の日もラインに既読がつく事はなく、

気になったので、昼間の仕事の後、

息子の会社へ電話した。


今日も出勤していないですか?


来ていないという。


会社の人が自宅を訪ねたが、オートロックなので、返事がないとホールにも入れず、郵便受けに名刺を入れて帰るそうだ。



会社で借り受けているマンションなんで、

部屋まで入って欲しい。

居なければいいな。と思いつつ頼んだのもこの時だったと思う。



社宅といえど、

無断で入る訳だから、入る時には

家族の同意と警察の立会いが必須なんだそうだ。



私は出来るのならば、早めに。




とお願いした。




その後、息子に


寮に帰れないでいるの?

寝るとこあるの?


生きてんなら、返事。

返事しなくてもいいから、

既読だけでもつけて。


と、続けざまに送った。




お願いだから、既読。




を最後に16日深夜、

長男からの連絡で、

永遠に既読がつかない事を知った…